データ作成ガイド

入稿用データを作成するときの注意点です。
データ制作前にご一読ください。

1. はじめに

全てRGBモードで作成してください。

プロファイルはsRGBもしくは AdobeRGBを埋め込んでください。
(種類はカメラの設定と同じで良いでしょう)

作成方法

ASUKABOOK Maker2で作成する

サイトからダウンロードできる無料ソフトです。

Adobe Photoshopで作成する

サイトから無地のテンプレートデータ=ホワイトベースをダウンロードして使います。

Adobe InDesignで作成する

ホワイトベースを自動生成するスクリプト:ASUKABOOK InDesign tool【ABId】をダウンロード&インストールする必要があります。

完全データの編集方法

ホワイトベースにはASUKABOOK作成時に必要な情報があらかじめ組み込まれていますので「ファイル名」「画像解像度」「ガイドラインの位置」「ページ数」は変更しないでください。 画像データはjpegを使用してください。

画像解像度

ホワイトベースの解像度は表紙 260dpi・本文 271dpiです。(一部商品を除く)
入稿された完全データは
弊社ではチェックを行いません。
必ずご自身で入稿用データを
確認してから注文してください。

2. 裁ち落とし(塗り足し)線について

裁ち落とし線=ホワイトベースに表示されるガイドラインは仕上がりの目安となります。
ガイドラインぴったりに画像データや文字を配置すると、断裁(カット)時にデータが切れたり不自然な余白ができたりします。

裁ち落とし(塗り足し)線について

切れてはいけない文字やイラストなどは、仕上がり線(ガイドライン)よりも5mm以上内側に配置しておくと安全です。
また、余白をなくして全面に画像データを配置したい場合は、ガイドラインを越えて紙面一杯までデータを配置してください。

※印刷物は実際の仕上がりサイズよりも大きな用紙に印刷し、四方をカットします。
その際用紙を数百枚重ねて断裁するため、印刷仕上がり時に多少の断裁ズレが生じる事があります。

3. ハードカバータイプの表紙について

ハードカバータイプは、画像が印刷された表紙を厚紙に貼り合わせて作成します。
小口には表紙の印刷面が山折りとなって表れますので、裁ち落とし線=ホワイトベースに表示されるガイドライン(仕上がり線)周辺もしっかり塗り足しておきます。

※小口とは:本を開いた時の、本の外側の三方の辺を指します。

ハードカバータイプの表紙について

4. 「ノド」について

※ノドとは:本文を開いたときの本の中心部分のことです。

以下の商品は「ノド」の部分を糊で固める「無線綴じ」という方法で作られています。
ノドの綴じ込み部分が見えにくくなります。重要なイメージなどは中央に配置しないことをお勧めします。

<対象商品>
ハードカバー・アタッチカバー・ソフトカバー・SHIRONARI・KINARI(ハードカバー/ソフトカバー)

「ノド」について

5. 「ミゾ」について

※ミゾとは:ブックを開きやすくするための加工です。

ハードカバー(厚紙)タイプの背の両サイドには、背に沿ってミゾ(イチョウ)が左右各9.5mm(BrilliArtは16.5mm)程度あります。このミゾ部分は段差となるため、文字や画像をレイアウトすると文字が読みにくい&画像が見えにくいことがあります。
レイアウトする際には、ミゾ部分に文字や写真の繊細な部分が配置されないようにご注意ください。

「ミゾ」について 「ミゾ」について

6. 文字や細い線を使用する場合

文字

小さな文字サイズ・明朝体・グレーの文字色 → かすれやすい・読みにくくなる
対処方法:文字サイズを大きくする(文字高さ:3〜4mm以上)・ゴシック体を使う・濃い文字色を使う 等

細い罫線

かすれたりジャギー(ギザギザ)になりやすい
対処方法:ラインを太くする → 3pixel以上

印刷データは最終的にビットマップ画像に変換されます。「かすれ」や「ジャギー」がでることは避けられません。

7. オンデマウント:作成時の注意点

オンデマウント2面

ホワイトベースは「カバー(外側)」と「本文(内側)」があり、どの部分にもデザインできます。

「カバー(外側)」(ファイル名は「カバー」または「000000」)
背表紙を挟んで、右側が「表紙」・左側が「裏表紙」となります。
背表紙の両サイドのグレーの領域は製本上「ミゾ」となり、デザインできますが、「窪み」ができますので注意してください。

「本文(内側)」(ファイル名は「000-001」または「000001」)
向かって左側の裏側が「表紙」になります。
向かって右側の裏側が「裏表紙」になります。

オンデマウント2面のホワイトベース

オンデマウント2面のホワイトベース

オンデマウント3面

ホワイトベースは「カバー(外側)」と「本文(内側)」があり、どの部分にもデザインできます。

「カバー(外側)」(ファイル名は「カバー」または「000000」)
背表紙を挟んで、右側が「表紙」・左側が「裏表紙」となります。一番左側が最初に折りたたまれる「内面」になります。
「左手で表紙を開くと内面のデザインが正面に見えます。」
背表紙の両サイドのグレーの領域は製本上「ミゾ」となり、デザインできますが、「窪み」ができますので注意してください。

「本文(内側)」(ファイル名は「000-001」または「000001」)
向かって左側の裏側が「表紙」になります。

オンデマウント3面のホワイトベース

オンデマウント3面のホワイトベース

8. ZENレイフラット® ART EX・ART EX
巻きカバー作成時の注意点

巻き込み部分に文字が重なると、文字が巻き込まれて正面から読めなくなります。
袖のみ色を変えたい場合、巻き込み部分は表紙色と同じ色にすると美しく仕上がります。

[巻きカバー]作成時の注意点

ASUKABOOK Maker2のホワイトベースとPhotoshop用のホワイトベースでは、ファイル名と見え方が異なります。

[巻きカバー]作成時の注意点

9. プロモーションブック:作成時の注意点

プロモーションブックは3つのパーツの組み合わせでできています。

【A】メディア収納と一体型のケース
ケースの外側は全面デザイン可能です。内側はデザインできません。開いて右側にメディアが収納できます。
【B】少数ページのブックレット
薄型の写真集です。冊子タイプで全ページデザイン可能です。上記のケースの内側(左側)に収納します。
スリーブケース
【A】と【B】をセットとして収納する引き抜き型のケースです。デザインは出来ません。スリーブケースの色選択・箔押し文字の入力などは、注文画面で行います。
[データ]作成時の注意点 [データ]作成時の注意点

10. ZENレイフラット® ART EXD・ART EXD
:ブックケースのオモテ面について

【ケース(excase)】のオモテ面は中央より向かって「左側」になります。
デザイン時にご注意ください。

[ブックケースの表とブック本体の表紙の位置]に注意
  • ブックケースは折りシロ部分が隠れます!

    ホワイトベースを確認して下さい。折りシロ(隠れる部分)や巻き込み部分があります。
    色を塗ったデータを組み立て、背表紙側から上部を見たところ。 手前の赤い部分はブックケース裏面です。上部に赤い部分が少し入り込み、折りシロの緑の部分が少し見えています。データを作成するときは、折りシロの部分のガイドライン(一番外側のガイドライン)を超えて画像を配置してください。

    ブックケースは折りシロ部分が隠れます!
  • ブックケースのオモテ面はこちらです!

    ケース用ホワイトベース

    ケースを作成するためのホワイトベースは、中央より向かって左側が「オモテ面」、右側が「ウラ面」です。

    ブックケースとブック本体の表紙とでは、表と裏の位置が異なります!
  • ブック本体の表紙(カバー/000000)はこちらです!

    表紙用ホワイトベース

    表紙を作成するためのホワイトベースは、背表紙より左側が「裏表紙」、右側が「表紙」です。
    巻き表紙とブック本体のハードカバー部分の表紙が同じホワイトベースで作成されます。巻き表紙とハードカバー部分のデータは同一になります。

    表と裏の位置が異なります!

11. ボードプレミアム
:ブックケースのオモテ面について

ケース(Premium-box)のオモテ面は中央より向かって「右側」になります。

ASUKABOOK Maker2.17 ~より下記の仕様です。
Photoshop 用ホワイトベースも下記と同じです。
ボードプレミアムのホワイトベースはこちら

【ケース(Premium-box)】(2019年6月~)

[ブック本体の表紙の位置]に注意

12. 箔押し文字・レーザー加工文字の入力

記載したい「箔押し文字」あるいは「レーザー加工文字」は、注文時の「発注画面」で入力します。
作成する画像データに直接記載されても箔押しやレーザー加工文字にはなりません。

箔押し文字について

使用できる箔押し文字は「半角英数・SKIAフォント」のみです。漢字やひらがな、特殊文字などは使用できません。

レーザー加工文字について

使用できるレーザー加工文字は「半角英数」「ゴシック体・明朝体・筆記体」のいずれかです。
漢字やひらがな、特殊文字などは使用できません。

13. Leafブック・Leafカードでのトリミングエリアについて
(撮影したJPGデータでそのまま入稿する場合)

撮影したJPGデータでそのままJPG入稿する場合、JPGデータの縦横サイズ比によって、下記のようにトリミングや回転をします。

※下記図の斜線部分はカットされます。Leafブック・Leafカードの場合、仕上がりサイズから各辺2mm外側に塗り足しが追加されます。

※入稿データがどのようにトリミングされるか確認したい場合は、専用のホワイトベースを利用されることをおすすめします。
Leafブック・Leafカード専用ホワイトベースはこちら

長方形画像(横長)/ 例 4:3の場合

写真がフレームを覆うサイズに調整されます。

長方形画像(横長)例 4:3の場合

長方形画像(横長)/ 例 16:9の場合

写真がフレームを覆うサイズに調整されます。

長方形画像(横長)例 16:9の場合

長方形画像(縦長)/ 例 4:3の場合

反時計回りに90度回転して、写真がフレームを覆うサイズに調整されます。
※印刷方向に関しましては、14. 写真をホワイトベースを使用しないで入稿する際のご注意をご参照ください。

長方形画像(横長)の場合

正方形画像 / 1:1の場合

写真全体がフレーム内に収まります。

長方形画像(横長)の場合

14. 写真をホワイトベースを使用しないで入稿する際のご注意

画像方向の確認方法 | 縦写真の方向修正 | 入稿後の確認方法

「Leafブック」など撮影した写真をホワイトベースを使わずに、入稿できる商品におきましては、お客様の意図しない写真の向きで製本される可能性があります。これはお客様が閲覧される環境によってExifデータに含まれた回転情報を考慮して表示される場合があるためです。ASUKABOOKではこの回転情報を考慮せずに印刷します。意図しない写真の向きで製本される主な要因としては、カメラを縦に回転して撮影した場合などです。入稿時にはご注意ください。

画像方向の確認方法

Adobe Bridgeのファイル情報で画像の方向を確認します。縦の状態で画像方向「1(標準)」の写真をご入稿いただくとLeafブック等では、反時計回りに90度回転して印刷します。

※Adobe Bridgeのバージョンによって表示されない場合があります。その場合は、メタデータの「環境設定」から「画像方向」を有効にしてメタデータで画像方向を確認してください(メタデータの画像方向の表記は、バージョンにより異なる場合があります)。

  • Adobe Bridgeのサムネイル上を右クリックして「ファイル情報」を選択します。

    右クリックして「ファイル情報」を選択
  • 縦写真の画像方向が「1(標準)」となっている事を確認してください。

    画像方向が「1(標準)」となっている事を確認
  • 画像方向と印刷結果(Leafブックの例)

    縦の状態で画像方向が「1(標準)」の写真をご入稿いただくとLeafブックでは、
    反時計回りに90度回転して印刷します。

    印刷結果

縦写真の方向修正(Leafブックの例)

対処法1 : Photoshop用ホワイトベースもしくは、ASUKABOOK Photoshop Tool(ABPs)を利用する。

Photoshop用ホワイトベースやABPsを利用すれば、画像の方向が明確ですのでお勧めいたします。

Leafブック専用ホワイトベースはこちら(ホワイトベースは横のみのご用意です)
ASUKABOOK Photoshop Toolはこちら

ホワイトベースもしくは、ASUKABOOK Photoshop Toolを使用した際の画像方向と印刷方向

画像方向と印刷方向

対処法2 : Photoshopもしくは、Lightroomを使ってJPEGで再保存(書き出し)する。

Photoshopもしくは、Lightroomで再保存(書き出し)して画像方向を縦向きに直す。

再保存(書き出し)して画像方向を縦向きに直す

※縦向きに直した写真は、印刷時に反時計回りに90度回転して印刷されます。

入稿後の確認方法(Leafブックの例)

マイページからの入稿後、サムネイルプレビューで確認ができます。

サムネイルプレビューでの印刷方向の確認

印刷方向の確認

印刷方向(縦写真の例)

※緑枠の縦写真は左方向のまま印刷されます。
※紫枠の縦写真は右方向のまま印刷されます。
※青枠の縦写真は反時計回りに90度回転して左方向で印刷されます。

15.オンデマウントSIMPLE
:キーラインを入れる際の注意点

オンデマウントSIMPLEは、注文時にキーラインのあり・なしが選択できます。
ホワイトベース または ASUKABOOK Maker2 レイアウト画面の領域いっぱいに画像を配置してください。

キーラインの幅:0.5mm

配置場所:ホワイトベース または ASUKABOOK Maker2レイアウト画面 の1.5mm外側に印刷されます。
(4CQ:330×330mm、6CQ:280×280 mmの1.5mmの外側)

※ホワイトベース全体に画像を配置しない場合も、ホワイトベースの領域の1.5mm外に配置されます。

画像を小さく配置した場合(余白部分がある場合)

余白ができます。

 

画像をいっぱいに配置した場合

きれいに仕上がります。

     

16.カレンダーSHIRONARI 暦付き
:仕上りイメージ

カレンダーSHIRONARI 暦付き の仕上りイメージです。暦付きは、印刷ができない部分がありますので、印刷可能領域をご確認ください。

※暦やお写真を自由にレイアウトしたい場合は、カレンダーSHIRONARI フリーデザインをご選択ください。

仕上りイメージ

17.「等身大フォト」サイズの合わせ方

撮影したデータを実際に等身大サイズにあわせる方法です。等身大にあわせる方法は、眉間を測ったり、親御さんの手を測ったり、いくつか方法がありますが、メジャーやサイズのわかるものをトリミング領域外に置いて一緒に撮影することをおすすめします。


※撮影のコツ
等身大フォトは、お写真を細長くレイアウトする場合が多くなります。オンデマウントは、30Qの3面の場合、高さ:30cm 幅:90cmです。これを縦に使う場合は、高さ:90cm 幅:30cmです。オンデマウントのサイズを想定して、トリミング領域をイメージしながら撮影をしましょう。歪みが生じるような広角レンズなどを使用する場合は、サイズが正しくなくなる場合がありますのでお気をつけください。

1.メジャーやサイズのわかるものをトリミング領域外に置いて一緒に撮影します
2.ソフトウェアのルーラーに合わせてお写真を拡大縮小してサイズを合わせます

※Photoshopの「ものさしツール」を使用する場合は、L値をご参照ください。


詳しいマニュアルは、こちら。

等身大フォト 撮影と編集のポイントは、こちら。

「等身大」にあわせる