抱っこをした
あの瞬間が、
よみがえる。
〜等身大フォトの魅力〜

今しか撮れない1カットを、等身大で残しておく。それはとても特別で価値のあること。
「赤ちゃんの等身大フォトアワード2015」で優秀賞を受賞されたフォトグラファーの長尾吾郎さんに、
等身大フォトを導入したきっかけや商品の魅力について伺いました。

フォトグラフアー・長尾 吾郎さん アルバムを開いた瞬間、抱っこしたときの懐かしい瞬間がよみがえる。

等身大フォトを開くと、ちょうど腕に赤ちゃんを抱っこしたような感じになるんです。普段は飾っておいたり閉じたまま保管したりしていても、アルバムを広げた瞬間、抱っこしたときの懐かしい感覚がパッとよみがえる。もちろんお父さんとお母さんだけじゃなく、おじいちゃんやおばあちゃんも。それに、お子さんが成長したときや結婚して赤ちゃんが生まれたときに開いてもらえば「自分はこんな感じだったんだなぁ」って思ってもらえる。等身大フォトはとても感動的な商品だと思います。

赤ちゃんの等身大フォトとは?

アスカブックのオンデマウントは、見開きのセンター部分に切れ目がない印刷と、完全なフラットになる製本技術が特徴の商品です。そのオンデマウントの特徴を活かせば、新生児から2歳前くらいまでの赤ちゃんの姿を“等身大”のフォトアルバムとして残せます。赤ちゃんの時期にしか残せない等身大の姿は、きっと家族の思い出の一枚になるはずです。

等身大フォト導入のきっかけは「赤ちゃんの等身大フォトアワード」

普段はブライダル撮影を中心に活動しています。ご結婚されたお客様にお子さんが生まれ、ファミリーフォトをご依頼いただくことが増えたことで、徐々にお子さんの撮影も行うようになりました。
等身大フォトを導入したきっかけは、アスカブックさんから「赤ちゃんの等身大フォトアワード」への応募を勧めていただいたこと。それまでは等身大フォトを商品として扱っていなかったし、もちろん応募することも考えていなかったので何の準備もなく、しかも締め切りまで日にちがなくて、困ったなぁ……と思っていたんです。その頃たまたま、『ウェディングカフェアンジェリカ』のプランナーである森迫さんのお子さんを撮影していて、試しにその写真を等身大フォトに当てはめてみたらすごくピッタリで。そのまま応募したら、まさかの優秀賞をいただくことになりました。

90センチまで(写真右)のお子さんなら七五三撮影も可能。1歳のころ(写真左)と比べると、とってもお姉さんになりました。

90センチまでのお子さん(写真右)なら七五三撮影も可能。 1歳のころ(写真左)と比べると、とってもお姉さんになりました。

後日開かれた表彰式に僕が出席できなかったので、代わりに被写体になってもらったお子さんご本人に出席していただきました。等身大フォトの本人が、写真と同じ服で表彰式に出席したら、とても可愛いんじゃないかなと思って(笑)わずか1歳ながら、飛行機に乗って東京まで行ってもらい、大勢の前に立っていただきました。あとから授賞式の様子を写真で見せていただきましたが、本当に可愛くて、僕もとても嬉しかったですね。

実際にお会いするまですっごくドキドキする。
コンセプトはあえて決めないで、見たまんまの感覚を大切にしています。

等身大フォトを撮るときに、コンセプトのようなものはとくに決めていません。撮影時に初めてお会いすることがほとんどなので、どんなお子さんがいらっしゃるのか、実際にお会いするまですっごくドキドキします。なので事前にアレコレ考えず、お会いしたときの見たまんまの感覚を大切にしています。

コンセプトはあえて決めないで、見たまんまの感覚を大切にしています。

心がけていることは、子どもさんとうまくコミュニケーションをとって、撮影に慣れていただくこと。1時間の撮影時間のうち、家族写真を先に取ったり、パシャパシャッとシャッターを切ったりしてまずはカメラに慣れてもらうようにしています。初めのうちはちゃんと撮れていなくてもいいんです。だんだん慣れてきたら、本格的に撮影を進めていきます。
等身大フォトを検討中の方がいらっしゃれば、撮影前に一度お会いしてサンプルをお見せすることもあります。どうしようかな〜と悩んでいらっしゃっても、等身大フォトの実物をみるとすぐに「これがいい!これにします!」と言っていただくことも多いですね。サンプルをお見せするときは、七五三のお写真なども一緒にご紹介するときもあります。そうすると、七五三の時期にご連絡をいただいたり、上のお子さんの七五三と一緒に下のお子さんの等身大フォトを一緒に撮って欲しいと言ってもらえたりするので、リピーターに繋がっています。

赤ちゃんを抱っこしたときの“ママの目線”を意識。

等身大フォトを撮影するときは、なるべく手を上や横にあげないようにしたり、足を広げないようにして撮ります。手足を広げてしまうと横幅30センチを超えてしまうので、何かを持ってもらったり手を体の前に出してもらったりして工夫をしています。
立っちができるお子さんには、なるべく立ったまま撮影したりつかまり立ちをしてもらって撮影します。まだ立っちができない赤ちゃんの場合には、赤ちゃんを寝かせて撮るのではなく、お母さんが抱っこしたまま少し上から赤ちゃんを撮るようにしています。そうすると、アルバムを開いたときに、ちょうどお母さんが赤ちゃんを抱っこしたときの目線になるんです。
僕の場合、等身大フォトはほぼほぼロケーション撮影です。お宮参りのときに等身大フォトをご依頼いただくことも多いので神社で撮影したり、大きなお子さんの場合は公園などで撮影したりと、自然な雰囲気のなかでの撮影が多いですね。

赤ちゃんを抱っこしたときの“ママの目線”を意識。

より等身大に近づけるために、ご両親に撮影時の体重と身長を聞いておくようにしています。それをもとに『ASUKABOOK Maker2』の目盛りで合わせて調節すると、うまい具合に等身大のサイズになります。
レンズは単焦点50mmや105mmで撮影することが多いですね。難しいですが、自分の決めた焦点距離で撮るほうが歪みが少なく上手に撮れるように思います。

等身大フォトへの応募が転機に。
口コミでどんどん広まる、魅力いっぱいの等身大フォト。

等身大フォトの告知方法としては、インスタグラムでの紹介がメインです。『赤ちゃんの等身大フォトアワード』受賞作品で被写体となってもらった“ネネちゃん”は、今でもときどき撮影させていただいています。撮った写真をインスタグラムで紹介しているのですが、それを見ていただいた方からのご依頼もずいぶん増えました。
僕は今大分に住んでいますが、僕の周りでは等身大フォトはけっこう浸透しています。等身大フォトを撮影されたお客様が、等身大フォトをとても気に入って別の方に紹介してくださり、またその方がご友人に紹介してくださる……というように、口コミでどんどん広がっていて、等身大フォトの知名度はとても高いと感じています。たくさんのカットを残しておくのもいいですが、今しか撮れない1カットを等身大の形に残しておくことは、とても特別で価値があることだと思います。

等身大フォトと一緒に撮ると、よりいっそうお子さんの成長を感じることができます。

等身大フォトと一緒に撮ると、よりいっそうお子さんの成長を感じることができます。

等身大フォトアワードに応募し、優秀賞を受賞した時期あたりから、仕事の流れがとても良くなってきた気がしています。そういった意味もあり、「赤ちゃんの等身大フォトアワード」に応募したことは、僕のフォトグラファーとしての転機になったといえますね。

長尾 吾郎(ながお ごろう) 長尾 吾郎(ながお ごろう)

1967年生まれ 大分県由布市出身。
建築資材メーカーからウェディングプランナーを10数年経験し、
20代から好きだったカメラ経験を活かして、
独学で撮影を始めていつの間にか12年になります。
言葉で言うより写真で結果をだせるよう、日々、修行です。

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撮影協力:ウェディングカフェアンジェリカ

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