リアルな反応が嬉しいインスタライブも好評
以前等身大フォトを撮影された赤ちゃんたちが大きくなって七五三の撮影に来られることが増えたので、 等身大フォトと現在の姿を一緒に撮影するのはどうだろう、と思い付いたんです。
うちでは撮影の様子や出来上がったアルバムをInstagramで紹介しているのですが、等身大フォトと一緒に撮った写真を見て「うちも等身大フォトを撮りたいです!」と撮影に来てくださる方が一気に増えました。売り上げが伸びたことももちろんですが、撮影当時を思い出して皆さんとても幸せそうな顔をされるのがすごく嬉しいですね。撮ったすぐよりも少し時間を置いてからのほうが、より価値が上がる商品だと感じています。
等身大フォトの納品時、お客様が初めて等身大フォトを手にする瞬間の様子をライブ配信することもあります。出来上がったばかりの等身大フォトと赤ちゃんの大きさ比べて感激されたり、迫力のある写真に驚かれたりと、とてもいいリアクションをいただけるんです。その様子を見て「また撮りたいな」と思ってくださる方やお友達に紹介してくださる方もいて、良い流れでの相乗効果が生まれています。
アスカブックのオンデマウントは、見開きのセンター部分に切れ目がない印刷と、完全なフラットになる製本技術が特徴の商品です。
そのオンデマウントの特徴を活かせば、新生児から2歳前くらいまでの赤ちゃんの姿を“等身大”のフォトアルバムとして残せます。
赤ちゃんの時期にしか残せない等身大の姿は、きっと家族の思い出の一枚になるはずです。
祖父母へのプレゼントやお祝いお返しにも、等身大フォトはおすすめしやすい商品
スタジオのある茨城県筑西市やその近隣地域では、お祝い事があると親戚一同が集まってみんなで祝う習慣が根付いています。特に七五三に関しては必ずといっていいほど親戚が集まったり、お食事会を開いて祝うのが一般的。そういうときにお子さんのアルバムを見せることが多いので、僕たちが驚くような予想外の商品が売れることもたびたびあります。
化粧箱入りの『ZENレイフラット® ART EX』や婚礼に人気の重厚感のある『URUSHI』、スエード張りでお子さんのお名前が入る『conté』など、等身大フォトよりも高価なアルバムのニーズが高く、お祝い事や記念の品などにしっかりとお金をかけるという地域性が現れていると感じますね。
レイフラットのアルバムはダイナミックな使い方ができるので、アップや手足を入れた写真、家族写真などをバランスよく配置し、強弱のあるアルバム構成になるようにしています。価格的にもけして高額ではないので、祖父母へのプレゼントやお祝い返しに選ばれる方も多く、お客様におすすめしやすい商品だと思います。
お宮参り・ハーフバースデー・1歳のお誕生日、3回撮影できる “アニバーサリープラン”というプラン(マタニティも可)があるのですが、3回のうちどこかで等身大フォトを1回撮影することができます。このプランがとても人気で、特にお父さんから喜びの声をいただくことが多いですね。「一生懸命働いているうちに子どもがすぐに成長してしまって寂しいと感じることもあるけれど、このプランだと成長をしっかり残せて、等身大フォトも付いてくるからすごくいい」と好評です。
家族みんなで思い出を残してほしいので、撮影に来られた方全員に入ってもらう参加型の撮影にもこだわっています。赤ちゃんの撮影が初めての方も多いので、安心してもらうためにも、良く撮れた写真はその場でお父さんお母さんに写真を見せまくります。ちゃんと撮れているのがわかるとお父さんお母さんの気分もどんどんアガってきて、撮り終わったあとに別の商品がさらに売れるんですよ(笑)
子どもや孫にも見て欲しい、その思いが等身大フォトアワード応募に繋がりました
等身大フォトアワードへの応募はアスカブックの営業さんにすすめられたことがきっかけでなのすが、もうひとつ応募のきっかけとなったのが、祖父が昔作った古いアルバムです。
実家に古いアルバムがあって、誰の写真で、どんなことがあったのか産婦人科で生まれたその日から全ての写真が祖父のメッセージ付きでまとめられていました。そこからヒントを得て、自分の娘のハーフバースデーに作った等身大フォトに、大人になった彼女へ送る“未来へのメッセージ”を入れました。
僕が祖父のアルバムを見たように、娘自身だけでなく彼女の子供たちや孫たちも彼女の等身大フォトを見るかもしれない。そんなとき両親の想いがこもったメッセージが入っていたら、等身大フォトはさらに価値を持つだろうと思いました。
文字を入れることはミスにもつながりやすいですし、フォトグラファーは写真だけで勝負するべきという考えもあるのかもしれませんが、自身の経験からこれは将来とても価値のあるものになると思っています。出来上がった商品を見たときは娘が生まれたときのことを瞬時に思い出しましたし、いろんな思い出が巡ってきておもわず泣きそうになっちゃいましたから。
新人スタッフでも簡単に覚えられる、使い勝手のいいソフト
等身大フォトはサイズ感を忠実に再現にすることがポイントです。ハーフバースデーの頃だとずり這いのスタイルも多いので、アゴ〜頭頂部までの頭のサイズをきちんと測っておくようにしています。多少の足の曲がりなどがあっても、頭のサイズがあればおおよそのサイズ感が見えてきて、正確性を出しやすいからです。
編集にはアスカブックさんの『ASUKABOOK Maker2』を使っていますが、とにかくこのソフトが使いやすい!メモリがついていて、実寸大でプレビューもできるので調整がしやすく、重複した写真があるとアラートが出るなどミスを防いでくれる機能もあって本当に助かります。新人スタッフでも覚えやすいし、教える側も教えやすい、とにかく使い勝手のいいソフトです。
普段のアイテムを入れてオリジナリティをプラス。いい表情を引き出すための奥の手も
オムツ姿で撮影することが多いので、オリジナリティを出すために、赤ちゃんが最初にもらったものや普段使っているおくるみなどを持ってきてもらって一緒に撮影するようにしています。普段使っているものやおうちにあるものと一緒に撮るだけで家族のカタチが表現できますし、「この子いつもこれ持ってたな〜」と思い出してもらうこともできますから。赤ちゃんのものだけでなく、お父さんお母さんの好きなバンドのライブタオルを持ってきてもらったことなんかもありましたね。
撮影では、撮ることよりもいい表情をたくさん引き出すことを重視しています。ここぞ!というときには、アシスタントに僕の帽子をパカっと取らせて坊主頭を見せたりもします(笑)すると、落ち着かず走り回っていた子どもさんでもみんな一瞬で笑ってくれて、その瞬間めちゃくちゃいい笑顔が撮れるんですよ!
1978年生まれ。茨城県結城市出身。
大学卒業後、一部上場企業、外資系企業数社で営業・マネジメント経験を積む。
2012年 妻が茨城県筑西市に『フォトスタジオ・Swallowtail』を起業。
2016年 結婚が転機となりカメラマンに。37歳から妻が経営するフォトスタジオを手伝い始める。
経営理念は『愛だろ!愛!』
今後も写真業界に捉われない自由な発想でチャレンジしていきます!
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