しぐさ、表情、大きさ。
今しかない一瞬を残しておける
〜等身大フォトの魅力〜

赤ちゃんの頃は、そのときにしか見られないしぐさや表情、大きさを写真に残しておける特別な時期。
「赤ちゃんの等身大フォトアワード2021」で優秀賞を受賞された『hibi-no-awa写真館』の稲葉さんに、
等身大フォトの魅力や小さいお子さんの写真を撮ることへの思いを伺いました。

今しかない特別な時期を、たくさん写真に収めておいてほしい 今しかない特別な時期を、たくさん写真に収めておいてほしい

赤ちゃんの頃のしぐさや表情、大きさは、今しか見られない特別なもの。私自身、息子の写真はたくさん撮ってきたつもりだったのですが、それでも「もっと撮っておいたらよかった!」と何度も思うことがありました。親は一番近くで子どもの成長を見ているはずなのに、子育ての忙しさのなかでいつのまにか忘れちゃうんですよね。だからこそ、写真に収めておくことがとても大事だと思います。できればアルバムやパネルにして、今しかない一瞬を形にして残して欲しいですね。

気軽に手に取って見てもらえるよう、全カットをポストカード(『Leafカード』)に印刷したサービスも好評。

気軽に手に取って見てもらえるよう、全カットをポストカード(『Leafカード』)に印刷したサービスも好評。

撮影した全てのカットをポストカードに印刷してお渡ししています。アルバムや写真プリントだと、指紋がつかないようにと扱いに気を遣ってしまいますが、ポストカードならより気軽に見ていただけるのではないでしょうか。一枚で飾っても数枚一緒に飾ってもいいし、レイアウトを変えたり定期的に写真を入れ替えたりしながら、日常のなかで自然に写真を見てもらう機会が増えればいいなと思っています。

赤ちゃんの等身大フォトとは?

アスカブックのオンデマウントは、見開きのセンター部分に切れ目がない印刷と、完全なフラットになる製本技術が特徴の商品です。そのオンデマウントの特徴を活かせば、新生児から2歳前くらいまでの赤ちゃんの姿を“等身大”のフォトアルバムとして残せます。赤ちゃんの時期にしか残せない等身大の姿は、きっと家族の思い出の一枚になるはずです。

第三者のジャッジが欲しくて応募した『等身大フォトアワード』

写真が趣味だった父の影響で私も趣味としてずっと写真を撮ってきたのですが、もともとは写真と関係のない仕事をしていました。息子が生まれて、写真を残そうとなったとき、女の子をかわいく撮ってくれるスタジオはすごくたくさんあったのですが、男の子にはちょっと可愛すぎるというか……なかなかイメージに合うスタジオが見つからなかったんです。そこから、小さい子どもの写真を撮ることにとても興味を持つようになりました。
最初はレンタルスペースの一角を借りて週1回限定でお子さんの撮影を行っていましたが、少しずつお客様も増え、2020年に古いアパートの1室をリノベーションした小さなスタジオ『hibi-no-awa写真館』をスタートさせることになりました。

『等身大フォトアワード2021』で優秀賞を受賞した作品(『オンデマウント』)。

『等身大フォトアワード2021』で優秀賞を受賞した作品(『オンデマウント』)。

赤ちゃんの等身大フォトは以前から興味はあったのですが、私はポージングをするニューボーンフォトの撮影をやっていないですし、どのくらい需要があるかもわからなかったので、お客様の反応を見ながら導入していけたらいいなと思って作ったのが今回賞をいただいた作品です。
この仕事を始めたときもそうだったのですが、何か新しいことを始めるときにはいつも第三者にジャッジをもらいたいと思っていて。「等身大フォトアワード」への応募も、これから等身大フォトを始めるにあたっていろんな人の意見をいただきたいと思ったことがきっかけでした。撮影から商品がお客様の手元に届くまでをすべて1人で行っているので、独りよがりになっていないか、他の人の意見を聞くことはとても貴重です。

上のお子さんも楽しめるよう、赤ちゃんだけの撮影は手早く済ませるのがコツ

赤ちゃんの撮影で最も気をつけていることは、赤ちゃんをびっくりさせないこと。敏感な赤ちゃんだと少しの音や動きでも驚いて泣いてしまうので、急に動いたり、大きい音や大きな声を出したりしないように気を配っています。
とはいえ赤ちゃんは泣くものだし、泣き顔もとても可愛いので、赤ちゃんが泣くことは全然問題ありません。ただ、2人目・3人目の赤ちゃん撮影でいらっしゃるママですと、子どもを連れての撮影に慣れていらっしゃる方も多いのですが、1人目のお子さんの場合は赤ちゃんを連れての撮影が初めての方ばかりなので、赤ちゃんがなかなか泣き止まず、すごく気を使われるママもいらっしゃいます。ママやパパが撮影を楽しんでくださることが赤ちゃんにとっても一番の安心感につながるので、撮影中はたくさんお話しするなどしてコミュニケーションを大切にしています。

自然光がたっぷり入るスタジオには、こだわりのアイテムが並ぶ。

自然光がたっぷり入るスタジオには、こだわりのアイテムが並ぶ。

1歳くらいまでの赤ちゃんは、最初はぐずっていたとしても、お母さんに抱っこしてもらったりミルクタイムを挟んだり気分転換をすると、意外とすぐにご機嫌になる子が多いように感じます。気をつけているのが、歳の離れていないお兄ちゃんお姉ちゃんがいらっしゃるとき。
撮影中、みんなが赤ちゃんに注目してしまうと上のお子さんのテンションが下がってしまうことがあるので、赤ちゃんだけの撮影をできるだけ手早く済ませ、お兄ちゃんお姉ちゃんと一緒の撮影に時間をかけるようにしています。パパやママも一緒に盛り上がって楽しんでくださると、みんな笑顔になって撮影がスムーズに進みます。

ペットと一緒に撮影できるフォトスタジオ 家族の一員としてペットとの撮影も歓迎

家族の一員としてペットとの撮影も歓迎。

スタジオの近くにはペットと一緒に写真が撮れるところがなかなかないので、ペットと一緒に撮影に来られるお客様もたくさんいらっしゃいます。以前ペットと撮影された方の写真を見て来てくださった方からのクチコミのお客様が多いですね。
次に来たワンちゃんがニオイで落ち着かなくなってしまうことがないよう、撮影中は抱っこで待っていてもらったり撮影直前まで外で待っていてもらったりと、スタジオ内を自由に歩き回らないようにだけお願いをしていますが、それ以外は特に厳しいルールは設けていません。基本的におすわりができる子なら撮影可能です。アレルギーなどに配慮し、撮影前後の念入りな清掃はもちろんのこと、ペット撮影のときは専用の敷物を使うなど衛生面には気をつけています。

等身大フォトが出来上がるまでの期間も、赤ちゃんは成長している。
初めて目にした瞬間から赤ちゃんの成長を感じることができる商品です
厳密なサイズにこだわらず、顔の大きさを基準に限りなく近い大きさで。

厳密なサイズにこだわらず、顔の大きさを基準に限りなく近い大きさで。

等身大フォトを作成するときには、厳密なサイズにはこだわらず、手に取って写真を見たときの印象を重視しています。今回の作品は赤ちゃんとご家族みなさんの手が写っているのですが、赤ちゃんを実際のサイズに合わせてみたところ、ご家族の手が若干大きく見えてしまったので全体のバランスを見て調整しました。実際の大きさと同じサイズにすると平面で見たときに大きく感じてしまうので、自然な大きさに見えるように作っています。
つなぎ目がなくこんなに大きな写真をプリントできるのは、オンデマウントならでは。これまでのアルバムとは異なり、特別感のある作品に仕上がります。

なんでもない日の姿でも、家族の大切な記念になる

なんでもない日の姿でも、家族の大切な記念になる

等身大フォトは始めたばかりなので、ホームページやInstagramでの告知もまだまだこれからですが、撮影にこられた方にサンプルをお見せしてご案内すると「ぜひ等身大フォトを撮りたいです」と言ってくださるなど、少しずつ等身大フォトのお客様が増えていると感じます。
お客様の元に商品が届くまで2ヶ月近くお時間をいただくのですが、その頃には赤ちゃんもさらに成長しています。出来上がった写真を見て大きさや顔つきなどの変化にみなさんとても驚かれています。
最初に手にした瞬間から赤ちゃんの成長を感じられるのも、等身大フォトの魅力ですね。

稲葉えりこ 稲葉えりこ(いなば えりこ)

埼玉県在住。
2020年、埼玉県朝霞市にあるレンタルスペースコトノハコの別館、hakoniwa403にて『hibi-no-awa写真館』をオープン。
余白のある空間で、シンプルでかわいいお子さまのお写真やご家族写真を撮影しています。

Instagram

@hibi-no-awa_

WEB

hibi-no-awa写真館

hibi-no-awa写真館 自然光がたっぷり入るスタジオには、こだわりのアイテムが並ぶ。