Newborn baby photo
Newborn baby photo。
最近少しずつ、よく聞くようになってきました。
可愛い赤ちゃんがまるでお母さんのお腹の中にいるような格好で
ポージングをした撮影のことをNewborn baby photoといい、
やっと日本でもいろんなネットサイトで可愛い赤ちゃんのポージング写真を見るようになってきました。
私たちbozphoto&stylesでも3年前から撮影を開始し、
安全と技術更新のために海外のワークショップやセミナーに参加して未だに勉強を続けています。
「わーーー!!!可愛いっ!!!!」
ポージングが決まると、ため息がでそうになるほどのその愛くるしい姿に
出産を頑張ったママは本当に幸せそうに我が子を見てくれ、私たち撮影スタッフも癒されています。
天使のような姿に、なんともいえず癒されるnewborn baby photo。 赤ちゃんにとっての生後2週間は、ママにとって産褥期の2週間。授乳、オムツ交換、抱っこと、産後の疲れも取れぬままに、夜もまともに眠れず、目まぐるしくはじまる育児。可愛い赤ちゃんとは裏腹にママの気持ちはいっぱいいっぱいになることもあります。 そんな中でのちょっとしたひとときに。出産を頑張ったママへのご褒美になると嬉しいとbozphoto&stylesのnewborn baby photoをはじめました。
ただ、まだ日本で流行りはじめている段階で、「可愛いから」という理由だけで、赤ちゃんの生態や産後ママの体の状況などは全く勉強しない状況で撮影をしている方も見られます。ママが命がけで産んだ命であり、生後2週間という一番大切な時期にもしものことがあっては取り返しがつきません。
絶対に安全で安心な状況での撮影というのが絶対条件になるのがnewborn baby photoであることをしっかり覚えていただきたいと思っています。
安全な撮影方法について。
赤ちゃんは可動域が大きいため、ママのお腹の中でちいさくまるまっていられます。だからこそ、こうしてまるくくるんでの撮影が可能なのですが、絶対に首はすわっていません。首回りは絶対に気をつけなければいけない部分。脳をまもるための頭蓋骨もまだ骨が完全形成されていないのでやわらかいままの状態。絶対に不用意な力を入れて支えてはいけません。
撮影中はしっかりと、でもやさしく頭を支えた状態にしてから、Photoshopで加工を加え、手を消しています。確かに、バランスよくあかちゃんのうつ伏せができ、介助の手をはずしても自立してることもありますが、だからといって手を離していいことはありません。最善の安全を考えた時。そういう状況であっても手をそえた状況で撮影をしてほしいと思っています。
不安定なものに赤ちゃんを乗せての撮影も同じです。しっかり安全に乗ったからといって大丈夫ではありません。たとえ安全なものの上での撮影であっても、何かあればすぐに介助できるよう、赤ちゃんにずっと手がとどく範囲に介助が必ずいるようにして撮影をするのが鉄則です。
こうしてしっかりと赤ちゃんの安全を考えて撮影することが、産後ホルモンバランスが崩れ、気持ちが不安定になるママにとって本当に大切なことであり、なにより安心につながるのです。
「かわいい」だけでは絶対にいけません。かわいい前に安全であり、安心させられるnewbornbaby photoであること。しっかりとこころにとめて撮影をしていただけたらと思います^^
makky☆
bozphoto&styles
ヘアメイクアップアーティスト
newborn baby photoプロデューサー
トータル女性ホルモンバランスプランナー/ペリネセラピスト
元看護師といういう異色のヘアメイクアップアーティスト。2年前に女性のホルモンバランスを整えるためのサロン Salone di Rosa. をオープン。女性疾患から妊活産前産後、更年期などのカウンセリングからトリートメント、産前産後のママや女性のためのペリネセラピストとしても活動開始。そんな中、社会の産後のママへのケア不足を感じはじめ、夫であるブライダルフォトグラファーの藤田努の協力を得て、出産を頑張ったママへのご褒美として bozphoto&styles の newborn baby photo をはじめる。産後のホルモンバランスの不安定なママへのメンタルケアとのひとつとして、写真を通した「産後ケア」を展開。産後2週間までの新生児の赤ちゃんのポージング担当からトータルコーディネート完成させ、撮影をプロデュースしている。